マイクロフォーサーズ等のミラーレスデジカメの楽しみの一つに各社のデジイチ用のレンズがマウントアダプタで付けられるって言うのがある。
従来、メインのカメラがEOSだったわけだけど、EOSはメジャーなデジイチの中ではフランジバックが一番短いから、他のマウントのレンズを変換して使えるんだけど、逆にEFレンズはフランジバックの長いボディに使えなかった。
しかし、ミラーレスはその名の通りミラーが無い分だけフランジバックが短いので、殆どのデジイチのレンズをマウントできる。
そんなわけで、先日購入したPEN Liteに手持ちのEFマウントレンズを取り付けて遊んでいたわけだけど、EFマウントは絞りは普通は電子絞りのみなので、開放で使うことになっていた。
絞りを開放にすると明るい画が撮れる反面、ピントの合う範囲が浅くなる。
先日の記事で乗せた腕時計の画像もピントが浅すぎて数ミリしか前後に離れていない文字盤の左右でピントがあったり外れたりしていた。
これじゃちょっときついので、被写界深度を深くしたい(絞りたい)のだけど、電子絞りを変換するマウントアダプタは出回っていない。
それを何とかしちゃったのがKIPONの絞り付きマウントアダプタ。
こいつは、マウントアダプタの中に手動の絞り羽根を付けて、通常はレンズの中にある絞りの代わりに、レンズとボディの中間で無理矢理絞るという物。
値段は1万円強なのだけど、使えるレンズはEFレンズ(≠EFマウントレンズ=CANON純正フルサイズ用のみ)対応でEFレンズでも周辺光量の落ち込みがある物もあるなどイマイチ実用的になるのか怪しいと言う情報ばかりだったので、微妙に購入に迷いが出る。
そんなんで、この記事の無理矢理絞ってみる話なんだけど、方法としてはKIPONアダプタと同じ話。
手持ちのEF-M4/3マウントアダプタの中に絞りを付けてしまうと言う方法。
難しい方法ではなく、絞りを自在に調整する必要がないなら、マウントアダプタの中に穴の空いた遮蔽板を入れれば絞れるハズなので、ボール紙に穴を開けてマウントアダプタの中に突っ込んでみた↓
何ともちゃちな物。 手元にあった菓子箱をはさみでチョキチョキやって、真ん中をぐりぐりしてマウントアダプタの中に突っ込んでみた。
で、試してみた結果、見事に絞れた。 そして、KIPONの商品情報通り、レンズ次第で周辺光量の落ち込みがあるのも確認できた。
効果があるのは確認できたから、KIPONのアダプタを買おうかとも思ったけど、普段使いのアイテムでもないので、このままでも良いんじゃね?みたいな感じもしている。
使うF値も普段はF6~8程度だから、それにあわせた紙を数枚持っていれば事足りる訳だし。
そんなわけで、明日はF6化したSigma 50mm F2.8 Macroを取り付けてPEN Liteで軽く撮影してこようかな。
開放だと画面にピントがあって、本体裏側や手前のボタンなどが完全にぼけている。
強制絞りをしていると全体にピントが合っていて実用レベルだ。