電子申請 – アマチュア無線

 新しい局免許を取得するのに電子申請を利用してみた。
 総務省のページからアプリをダウンロードして、納税で利用している住基カードとリーダを利用。
 申請を出して20日ほど受付状態で放置されて、電子申請なのにおっそいなぁと思っていたところ、やっとの事で状態が審査中に変わった。 3日ほどで手数料納付待ちになったので、ペイジーの番号をみずほ銀行オンライン取引で入力したら即時で審査中に戻った。
 免許の受け取りは、発送用の封筒を入れた封筒を送らないといけないので面倒くさい・・・ なんちゅーシステムやねん。
 結局、申請から受け取りまで丸一月程度かかったので、申請手数料がちょっと安いだけが利点だったようだ。

アンテナ – COMET CHA-88B レビュー

 うちのサブアンテナであるコメットのCHA-88Bアンテナ。
 3.5~430MHzまで使えるので、FT-897Dと結構相性の良いアンテナ。
 1ヶ月程度しか使用していないがレビューしておく。

 かなり小型になっているので性能はそれなり。
 特に、3.5MHzは帯域が狭く、3.5MHzと3.8MHzを両方出られるようにとかは出来ない(片方あわせると、もう片方は完全にSWR∞) 大体、実用的なSWRになる範囲は、中心+-20KHzくらいで3.530-3.575や3.745-3.770あたりが狙える範囲。
 3.5MHzには、長い調整エレメントの他に、短いエレメントもついていて、うちでの設置では長いエレメントを使うと最短でも3.3MHzと低くなってしまったが、短い調整エレメントを使用することで3.755MHzに持って行けた。
 7MHzはチューナーを使えばほぼ全域出られる感じで、そこから上も同様。

 6m以上についてはサイズ通り、モービルアンテナレベル。 2mで30km離れた20W同士のQSOで、59レポートを貰うが、こっちは57くらいで受信が弱い。 2mの50W送信で最大交信範囲が50km程度かと思う。
 7~28MHzはクリエイトの730V-1の斜め程度に送受信できる。 7MHzは夜間にSSBで4エリア局から50W受信で48、100W送信で59。 100Wの8エリア局から送受信で59/59(当方1エリア) 7MHz CWだと海外も飛ぶ。
 3.5~3.8MHzは受信OKだが、先に書いたように送信はえらく狭いので、聞こえるけど応答を貰えない事が多い。 ロングワイヤーを張った方が良いかもしれない。
 とりあえず、カタログ通り3.5~430までOKだけど、それほど良くはない。 ウリの可倒でエレメント調整が多少楽だけど、一度決めちゃえば後は滅多に調整しないのであまり良さはない。 3.5MHzあたりだと同じくらいのサイズでもマイクロバートとかの方が良いかも。
 AMラジオ(590khz)からFMラジオ、VHFエアバンドまでそこそこ聞こえるが、受信用ならD1300AMとかのディスコーンの方が安くて良いかとも思う。
 やはり、5~6mの長さのあるローバンド用とハイバンド用を別にたてた方が遙かに良いのは仕方のないところだろう(KV-5とX300とか)

アンテナアナライザ – MFJ-259B

 アンテナを最低限調整するにはSWR(リグからの出力とアンテナからの反射率)メーターが必要だけど、最近の固定リグならSWRメーターは内蔵していることが多いので、SWRメーターモードに入れてAMモードとかでPTTボタンを押せばSWRが表示される。
 なので、周波数をずらしながらPTTを押してSWRの下がる場所を調べて、周波数が低ければエレメントを短縮、高ければ伸張して中心周波数を希望の周波数にずらすわけだけど、送信可能周波数の外に中心周波数があると調整にかなり難儀することになる。
 で、この調整に便利なのがアンテナアナライザと呼ばれる機器。 アンテナアナライザは、SWRメーターに可変クロックゼネレータが付いているような物で、リグの送信可能範囲外の周波数も出せるので、具体的にどれくらい中心周波数がずれているのか簡単に確認できる。
 国内だと、ショップではコメットの製品が5万円強で、ちょっとしたリグよりも高価な機械なのが難点なのだが、タイトルのMFJ-259Bアンテナアナライザは、1.8~170MHzを調べられる物だが、オークションなどで3万円を割るくらいで出ている。
 クレジットカードを持っていれば、海外から輸入するともう少し安く入手できる。 個人輸入だとHROあたりがメジャー。 Paypal決済できるので安心。 発送はUSPSのInternational Priorityで、日本では郵便局のEMS扱い。
 HRO自体への支払額の他に輸入関税で、受け取り時に数百円を配達の人に払うことになる。
 MFJ-66を同時購入しておけばディップメーターとしても使える。

 円高のおかげでMFJ-66を加えて送料・関税を払っても3万円程度だった(私は、他にMFJ-969マニュアルチューナー、MFJ-1025ノイズキャンセラ-、MFJ-1040Cプリアンプをまとめて購入したが7万円だった)

 MFJ-259Bは周波数測定等色々機能はあるけど普段はあまり使わないかな。 アンテナを自作する人間には必須だと思う。
 MFJ-969はかなりデカイマニュアルチューナーで、コメットのCAT-300と同じようなスペック。 ロングワイヤーの運用には必須。
 MFJ-1025はノイズ拾い用のアンテナとメインのアンテナの差を取ってノイズキャンセリングする、ノイズキャンセリングヘッドフォンの高周波版みたいな装置で、ノイズ拾い用アンテナを上手く調整すると都市ノイズをかなり削ってくれる。
 MFJ-1040Cは送信自動切り替えのプリアンプで、最近の固定機は良いアンプが入っているので出番がないが、安いレシーバや、ちょっと古いリグの場合には結構便利。

アンテナとSWR

 VHF以上の波長の無線を使っている場合、市販アンテナのSWRってほとんど気にすることはないんだけど、HFだとかなり違いが出てくる。
 7~28MHzVダイポールの脇に3.5~430MHzのGPを立てていたのだけど、3.5MHzマイクロバートと144/430のGPの2本に切り替えた。
 すると、Vダイポールの7MHzの中心周波数が7.14MHzだったのが7.05MHzまで一気にずれた。 やはり、周波数が低くなると環境の影響をかなり受ける様だ。
 3.5MHzのマイクロバートはSWRがあまり落ちず、地上調整でぎりぎり1.7まで落ちたが、トタン屋根に影響されて、上げると2.5以上ある感じ。
 144/430のGPは問題なく動いている。
 3.5MHzは家を一周巻いたロングワイヤーにしようかなぁ(1.9MHzも出られる様になりそうだし)

固定リグ変更

 固定用のリグを変更した。

 HF/6mはバーテックススタンダードのFT-950。
 2段階の受信アンプ、2系統のアンテナ、ATU、IF-DSP等を備えていて、オプション無しでキッチリ使える。
 FT-897Dに比べるとサイズは2倍くらいだが、とりあえずそのままでDX出来る感じ。

 2m/430は同じくバーテックススタンダードのFT-7900H。
 S-DXモードとして1段階の受信アンプが使える。 2mは50W、430は45Wで、標準のハンドマイクがDTMFキー付き、フロントパネルセパレート標準。
 WiRES-2局運用を狙ったリグ。
 従来の2m/430モービルに比べると遙かにハイパワー。

 従来のFT-897Dをモービルに切り替えようかと思う(50W化出来るかメーカーに問い合わせなきゃな)