IS03 de HWアクセラレーション

auのAndroidケータイ、IS03を使っているのだけど、この子はH.264のハードウェアデコーダが乗っている。
ソフトウェアコーデックが乗っているRockPlayerでは、ハードウェアモードとソフトウェアモードが選べるのだが、ハードウェアで再生できるレートの動画をソフトウェア再生すると、動画処理が追いつかないため音ズレが発生するしバッテリ消費も凄いので、このデコーダの恩恵は大きい。
ハードウェアデコードできるフォーマットは、MP4コンテナでH.264のMainプロファイルLevel3.0、AAC-LCサウンドの組み合わせだ。 MP@L3フォーマットでは、ガラケーでよく使われるXviDの半分のビットレートではるかに良好な画質が得られる(704x396の600Kbpsでも十分見られる絵になるし、2Mbps位にすればPCで拡大してもいい感じになる)
ハードウェアデコードの時に、再生可能フォーマットでも再生エラーが出ることがあり、これの原因はファイル名が長いという単純な理由なので、エラーメッセージが出るときはファイル名を短くしてみるといいかもしれない。

TMPGEnc Video Mastering Works 5+CUDAはアホのように速い

現在、メインマシンにCore i7 870(OC 3.9GHz)とメモリ16GB、GeForceGTX460を盛っている。

従来、エンコードにはMediaCorderを利用していたのだけど、TVMW5では本格的にCUDAに対応したというので乗り換えた。
で、TVMW5のCUDA、表題のとおり、とんでもなく速い。 その上、CUDAの使用率が低くても速い。

CPUにCore i7 870を盛っていると、CUDAよりもCPU処理のほうが高速で、CUDAエンコーダを選択していてもCPU負荷40%程度でGPU負荷が10%程度になる。 x.264エンコーダ使用時はCPU負荷が80%超でGPU負荷は2%程度で処理時間は大差ないのだが、発熱量や他の処理の軽さを考えるとCUDAエンコーダの効率が良い。

ソースは地デジ録画TSファイルで、出力フォーマットにH.264 MP@L3.0 CBR2Mbps、AAC LC 128KbpsのMP4コンテナを指定すると、リアルタイム以上のスピードでエンコードできて、IS03やiPhone4で快適に再生できる(TSファイルは5.1chでも読み込めて、9割程度のファイルは特別な処理なくエンコード出来る)