北の核の脅威はどんなものなのか – 想定被害と対処

 北朝鮮の核ミサイル想定デマ(首都圏壊滅レベルの被害が出ると言うデマ)のニュースを見ていて、実際どれくらいの影響範囲があるか考えてみた。
 前回の北の核実験は10kT程度の出力で、弾道弾での投射可能なサイズに収まったと報道されていた。 北から爆撃機で輸送するのは高確率で迎撃できるので、現実的に日本に打ち込む手段は弾道弾による投射しか無いから、現状はこの10kT程度の核弾頭しか使用来ないと思われる。

 10kTの核爆弾を適切な高度で爆発させた場合(核爆弾の被害最大化のためには地面で爆発させず、適当な高さで爆発させる必要がある)、最近のしっかりした鉄筋コンクリート建造物の破壊範囲はせいぜい半径500m程度になる(この範囲では人間もほぼ即死) 木造建築では4kmくらい、爆発による熱線でのやけども木造建築と同じくらいの範囲で発生する。
 適当な指標としては山手線の一周が34kmくらいなんで、これが真円なら半径5km強あるんで、山手線の中心で炸裂したら、即時影響のある範囲は山手線の中に収まる程度。 この範囲でも、J-Alertが上手く機能して頑丈な建造物や地下鉄へ避難すればかなりの被害低減が可能である。

 その後、放射性降下物による被害に対応しなければならない。 それは、爆発の直接放射線は一時症状が中心で、範囲は限定的、かつ事前避難による回避をしていなければ対応は困難で殆ど運任せに近い。
 しかし、爆発後の放射性降下物は非常に広範囲に渡り、この降下物は体内に蓄積して長期的な影響を生むため、大きな被害を生む反面、正しい行動でかなりの対処が可能である。 このため、爆発被害に続く降下物対策が非常に重要である(10kTの核爆発でも放射性降下物は風に乗って200km、あるいはそれ以上の範囲に移動し、これは東京から西なら静岡市、北なら栃木・福島県境に至る膨大な範囲で、風向き次第で関東一円はほぼ覆われる)
 放射性チリ(爆発粉塵)については粒子が大きいこともあり最近良く売っているN95マスクなどの適切な使用である程度緩和することができるが、崩壊過程で生じた放射性ヨウ素などの物質は専用フィルタでないと対応できないため、中心付近や近隣の風下では密閉性の高い建造物において屋外の濃度が低下するまでとどまる、離れた風下方向で避難が可能な地域なら避難する(気象状況によるが1時間で数十キロを移動するため、交通の混乱下では風下方向での避難は難しいため、目張りをした屋内でマスクなどを着用して避難するのがベター)それ以外の風上や側方ではただちに風上方向に避難するなどの方法が取れる。 また、避難時にはマスク以外に雨合羽のようなものの着用も放射性物質の体への付着を防ぐことができて効果がある(降下範囲を離れたら脱いでビニール袋に密閉して廃棄することで、付着物で継続的に被爆するのを防ぎ、マスクを外した時に吸入するのを防ぎ、かつ降下物の拡散も防げる)
 これは、自衛隊などはNBC影響区域からの離脱時にシャワーで洗浄を必ず行うが、広域での被害時にはこの対応が間に合わないことが予想されるため、雨合羽等である程度の緩和を期待するわけである。
 また、当然のことであるが、降下物混入の危険がある時は飲食は控える。 降下が始まれば水道水にも混入するため、屋内避難範囲では、早い段階で水をくみ置きして置くのが良い。

 なお、核が多くの関心を集めているが、生物化学剤の保有も予想されており、これらの対応も重要になるだろうと思います。
 先日、マレーシアで使用されたVXやシリアで使用されたサリン等。
 これらは、専用のマスクと保護着等がないと生存が難しいが、弾着中心地から離れていれば、石鹸水に浸したマスクとビニール雨合羽などで多少緩和することができる(これら化学剤は皮膚吸収でも致死性があるが、呼吸に比べれば遥かに高耐性であるため直接薬剤に触れたりしなければ即アウトとはならない。 それ故前提として薬剤に触れていなければ、第一に呼吸器の保護、第二に身体の保護、第三に風上への離脱という一般的な避難で問題ない)
※サリンの除染には塩基性水溶液が用いられるため、身近な塩基性水溶液である石鹸水を含ませたマスクによりフィルタ中で多少の分解が期待される。 また、避難後には石鹸で体をよく洗うのも皮膚に付着した物の吸収を抑える効果が期待される。 いずれにしても、昔ながらの水酸化ナトリウムで作った石鹸の塩基に期待される効果なので、最近のお肌に優しい弱酸性は役に立たないので、一家に一個、昔ながらの石鹸はあったほうが良いかもしれない。

サリンの毒性
 0.064ppm(1立方メートルあたり0.38mg)のサリンが存在する環境に10分とどまると成人の半数が死亡するとされている。
 呼吸は1回に0.5リットル程度、1分間の呼吸回数は約20回なので、この条件では0.1立方メートルを吸収しているので、呼吸器からの摂取量は0.038mgで致死量と言うこと(すべて吸収したとしても)
 これに対し、皮膚のみでは1500mg強で成人半数致死ということで、影響の度合いは桁違い。

適切な保護具の性能
 米軍のC2A1ガスマスクフィルタにおいては、4000mg/m3と言う弾着地点近傍レベルの濃度において1時間とどまっても透過するサリンは0.04mg/m3未満が保証されている。 0.04mg/m3の濃度に1時間では後遺症が発生する可能性はあれど、致死率は非常に低く、その濃度で半数が致死に至るには12時間位あるので、落ち着いて避難すれば全く問題ないレベル。

FireTV Stick vs ChromeCast vs dTV01

 TVを簡単にマルチメディア化出来るアイテムをいろいろ模索中。
 TV CMもやってるAmazon FireTV Stick、GoogleのChromeCast、ドコモのdTV・dアニメ端末dTV01を購入したのでそれぞれについてレビュー。

 FireTV StickはAmazonの端末でプライムビデオなどを楽しめる端末。
・Amazonのアプリストアから多少のアプリがインストールできる
・単体動作するSTB
・電波式リモコン装備で置き場所に困らない
・Andorid/iOSアプリで音声リモコン機能が使える
・Miracastに対応しているが互換性が低い
 縛りのあるスティックAndroid端末というイメージで、キャストは相性が良ければ使える程度。 Win10のワイヤレスディスプレイで接続失敗も多々ある(IntelGPU・WiFiでdTV01では繋がる構成でもダメだった)

 ChromeCastはその名の通り、ChromeからCastするのをメインにした商品。
・リモコンが無く単体動作はできないキャストアダプタなので母艦としてPCやスマホ、タブレットなどが必須
・Chromeブラウザからタブをキャストしたり、Win・MacのChromeブラウザからデスクトップ全画面もキャストできる。 ただし負荷が高い。
・同メーカーだけあってAndroidとは相性がいい。 フルスクリーンキャストのほかCast再生対応アプリもそこそこあり、Cast再生モードだとそこそこ軽い。
・Chrome/Androidに特化されているのでその状態でのキャスト安定性が高い。
 とにかく確実にPCからキャストしたいときにはベスト。 あとは、家タブユーザがコンテンツを家族で見たいときとかにも良い。

 dTV01はドコモだけあってドコモサービス特化で、アプリストアなどはなくドコモサービス限定のSTB。
・リモコンが赤外線なので端末が見通せないといけない
・機能はdTVとdアニメ、あとはYouTubeとローカルメディア程度
・HDMI入力ポートがあってHDMIスルーが可能なのでTVのHDMIポートが不足しているときには便利
・Miracastに対応していて互換性も良好
・有線LANがあるが逆に無線LANは2.4GHzオンリー
 dTV・dアニメを楽しむだけの端末だが、Miracastの互換性がいいのでMiracastレシーバとして手に入れるのはアり。 Win10PCでプレゼン用アダプタとして優秀。

寒いと感じる人はU社のウルトラライトダウンを買ってはいけない

 若気のいたりでU社のプレミアムウルトラライトダウンジャケット(以下ULD)とかいう商品を昔買ったんだけど、安いだけあってそんなに暖かくないなぁと思っていた。 その後、社会人になってモンベルのライトアルパインダウンジャケット(以下LAD)を購入したところ、半端ない温かさに唖然とした。
 間違って、あのULDを買っちゃう人が出ないようにもろもろ書いておこう。

 まず、ダウンの品質。
 ダウンの品質目安にFP=フィルパワーってのがある。 600FPぐらいはアウトドアだと安物、800FPぐらいがメインストリームで、900FPや1000FPは金持ち向け。
 某ULDは640FPに対して、LADは800FPある。 FPは1ozのダウンを筒に入れて重りを載せて体積が何立方インチあるかという単位で、簡単に言えば同じ重量の時の体積差=弾力の強さ。
800/640=1.25だから、同じ重量のダウンを使っている場合、LADの方が1.25倍厚くなるという事。

 ウェアで温かいとは何か。
 温度(熱エネルギー)は高いところから低いところに流れていく。 何もないところからエネルギーは生まれないから、温かいウェアというのは外気との温度の流れを遮る断熱効果によって、着ている人間の熱エネルギー(体温)が漏れるのを防ぐというのが基本。
 人間の汗を吸い込むことによって発熱するヒートなんちゃらとか、なんちゃらサーモみたいな素材もあるが、外側ではとにかく断熱しなければ意味がない(発熱しても外に出ていけば無意味)

 ダウンが温かい理由。
 ダウンに限らず、普通断熱材全般に言えることだけど、通常は空気が断熱の役割を果たしていて、ダウン自体が特段温かいわけではない。
身近なもので言えば発泡スチロールとか空気の粒があるから保温できるし、北国だと複層ガラスで窓ガラスの間に空気の層を作って断熱してる。 ダウンジャケットを衣類圧縮袋でぺったんこにしてみればダウン自体はたいして暖かくなくないのがわかるだろう。
 で、品質で説明した通り高品質ダウンは同じ重量でより体積が大きい。 この体積差分空気があるんで、これが断熱効果を生んでいる。

 なら、25%増しでダウンを入れれば同じ断熱効果が得られるのか?
 答えはNo。 同じ体積になるけど、断熱効果の主役は空気。 1.25oz入れてやって同じ体積にしたら、空気以外のダウンが25%増えているからそれを伝って熱が逃げやすくなるから実際はより多くのダウンを入れる必要があるはず。
 軽くて体積が大きいことが温かさに重要。
 同じボリュームのあるジャケットなら軽ければ軽いほど断熱性が高いと思われる。 もちろん、最低限、空気が流れないように生地部分の厚さ(防風性)は確保する必要がある。

 そして、これらの前提を踏まえてULDの重量は約200g、LADは約310gで重量差110g。
 110g全部がダウン重量だったら4ozもの違いがあることになるが、生地の厚みなどもしっかりしていることを考慮して半分の2ozがダウン量だとすると、重量差(200gに含まれる部分の差を除いた)分だけで1600立方インチ位の体積差があることになる。
 これはどれ位の厚さの違いになるのか。
 メンズTシャツのMサイズの身頃(袖以外の胴部分)の生地サイズは縦60㎝、横49㎝位らしい。 インチに直すと、1インチ=2.54㎝だから、約480平方インチ、この面積に1インチの厚みで480立方インチ、表と裏にそれぞれ1インチの厚みが増しても960立方インチで足りる事になるから、600立方インチ以上残る。 袖とか襟とかにこれを割り当ててやれば、ちょうど良さそう。 
 ULDはスカスカペタペタでダウンがひろがりきっているけど、LADはパンパンに入っていて抑えられている状態なので実際は薄めだけど、それでも2㎝位の違いです。

 以上のような理由から温かさは大違いで、ULDを2枚重ねてLADと勝負できるかどうか・・・? たぶんULDが負けます。
 お値段はULDが年2回のセール時に約5000円なので2枚買って1万円、LADは公式アウトレットで1万2千円、楽天とかでうまくやるとポイント還元とかで1万円位。 ダウンを2枚重ねとかいう変なスタイルするとかアレだし、価格的にもLAD買った方がいいでしょこれ。

 肌寒い時の部屋着とか、ミドルレイヤーとして、たいして寒くないときに使うならULDもありでしょうが、寒い時にはLADのが明らかにいいですね。

Android6.0でのSDカードの扱い

 Android6.0端末に切り替えて気づいた点が、SDカードの扱いの大幅な変更。

 5.1までは、アプリのインストール先デフォルト選択および個別アプリの配置が内蔵ストレージとSDカードで選択できる方式であったのに対して、6.0では大まかに言って内蔵ストレージとSDカードをスワップする(入れ替える)扱いになっている。 これは、アプリ単位で切り替えが効かず、従来の設計のアプリでは設定したストレージに保存されるようになってしまう。

 この動きは利点と欠点の両方があり、利点は内蔵ストレージが小さい端末において、本体ストレージにしか保存できない電子書籍アプリなどを利用しても、すべてSDカードに入れられるために広大な容量が確保できるという点。

 この恩恵は非常に大きいのだが、SDカードは大体において性能が低い(高性能な物もあるが、容量は小さく価格は高いし、高性能なSDカードでもスマホのインタフェイスの都合で低速モードになったりする)ために、パフォーマンスを求めるアプリと同居ができない。
 試しに、内蔵ストレージをデフォルトとしてパフォーマンスの必要なゲームアプリをインストールして、SDをデフォルトに切り替えて起動したところ、データを見つけられずにSDに再度ダウンロードしてしまい、SDにも内蔵ストレージにもデータが存在するという無駄な結果に終わってしまった。
逆に電子書籍アプリをSDにインストールして書籍をダウンロード後に、内蔵ストレージデフォルトに切り替えるとやはり、電子書籍を見失って再度ダウンロードし始めた。
この二つの挙動から、内蔵ストレージとSDをスワップする扱いになっているという表現をしたわけだ。

 電子書籍は1冊100MB程度のファイルを書籍読み込み時にリードできれば十分なので、その点においてたいていのSDカードで問題は起きない。
 対して、ゲームアプリなどはGB単位のデータをランダムに読み取るためにパフォーマンスが不足して、プレイのストレスや、場合によっては読み込みタイムアウトで止まったりする(デレステとか落ちまくる)
 故に、4.3以降5.1以前と6.0以降において、ユースケースと端末標準ストレージの要求の感覚が変化しているため、端末購入時にどういうアプリを使うかという基準でのROM容量選定がより重要になってしまったといえる。

 もちろん、アプリ側が6.0最適化されてストレージをうまく切り替えられるようになってくれれば解決する話ではあるのだが、基本的にデフォルトストレージにすべて入れてしまうのが開発上楽であるから(デフォルトじゃない方のストレージにアクセスするには、OSの許可設定を行うインタフェイスなどが必要になるため)、その辺に熱心なアプリ以外はたいてい、このOS仕様に引っ張られることになるだろう。

モバイルsuicaの画面が茶色一色になる

 Xperia Xに機種変更してMobile Suicaアプリを起動したら画面が茶色一色になって使えなかった。
 原因は開発者モードがOnになっていたこと。 ゲームのパフォーマンスの都合で2DをGPUレンダリングするオプションを有効化してたんだけど、それの弊害。
 というわけで、開発者モードをOffで常用するか、オートチャージ設定とかでMobile Suicaアプリを使う頻度を下げるくらいしか解決法は無いようだ。

今更コインを掘削してみた

 テレビ録画用に組んだAthlon5350マシンで試しにコインを掘ってみた。

 MonacoinをsgminerでOpenCL掘削、結果は75kh/s程度の性能で、VIPPOOLでは1日に0.1MONA位の分け前。
 1MONA=4.4JPYのレートで、消費電力は+7W/hだった。
 毎時7Wだと、月間で7x24x30/1000=5.04kWhで、25JPY/KWhだから月間で126円の電気代増加。
 収入は3MONAで13円位だから掘れば掘るだけ10倍の電気代損が出る計算。
 はい、終了です。
 今のレートだと、10Wの消費電力で800kh/s位の性能、1日当たり1.3MONA掘り出せないとペイできないんだね。

 ちなみに、この録画マシンは12V給電で動いてるから、自宅の災害対策ソーラーキット(50Wパネルでカーバッテリーを補充電する構成)のパネル枚数を増やして給電できる構成にすれば、電気代フリーで掘削可能ではあるんだけど、月間13円掘れても劣化するバッテリの交換代金にもならんね。

低価格ビデオ録画マシンの消費電力 – Athlon5350 + PX-Q3PE

 低価格で低消費電力、更に小型という条件でビデオ録画マシンを組んでみました。

 我が家ではサスペンドなどは使わず、常時動作をさせることを基本としているため、消費電力を考慮しつつ、本体価格も抑えた構成としました。
 定番の省電力はAtomであるものの、ヒートシンクなどまで固定されてしまっていてイマイチと言うところで、AMDのAM1プラットフォームで構成。

CPU: AMD Athlon 5350
M/B: ASROCK AM1B-ITX
MEM: CFD DDR3-1600 4GB
HDD: Primary A-DATA 120GB SSD + TOSHIBA 2.5inch 2TB HDD
PSU: DC 12V 120W DC-ATX Module + DC 12V 6A AC Adapter
Others: PLEX PX-Q3PE ISDB-T x4 / ISDB-S x4 Tuner Boad, SCR3310 SmartCard Reader
OS: Windows7 64bit

 メインのCPUはTDP25WのAMD KabiniアーキテクチャAthlon5350です。 これらのパーツをITX対応1Uラックケースに収めました。
 この構成での消費電力をワットチェッカーにて計測。

OS起動中:32W
起動後アイドルHDDアイドル:26W
起動後アイドルHDDスピンダウン:25W
TVTESTで地上波1チャンネルを表示:40W
TVTESTで地上波1チャンネルを非表示録画(録画先はHDD):33W
いずれも、LANはGbE状態でリンクアップ。

 チューナーの設定は地上波LNA Low/衛星LNA Hi/LNB Off。

 再生時のCPU負荷は約50%、コーデックはK-Liteをデフォルト導入し、LAVコーデックが動作。
 再生オフでTVTESTの負荷は録画1チャンネルで3%程度なので、録画状態での消費電力6W位はチューナーの消費電力と思われる。
 HDDは4プラッタ2TBであるが2.5インチなので、仕様上の表記ではランダムアクセス1.7W、アイドル0.7W、スタンバイ0.18Wとなっている。
 3.5インチのWD Redで同じ2TBの場合、ランダムアクセス4.1W、アイドル2.7W、スタンバイ0.4Wとなっていて、使用状態で2W程度省電力であるようだ。 しかし、2W程度なら1日で48Wで30日で1440Wh差、電気料金では30円程度しか違いが無く、実装スペース上の問題が無ければ3.5インチドライブを選択しても問題なさそうだ。

 今回、初代Core i7搭載のオールドPCからの移行で、あちらが待機時70W程度であった事から、消費電力で毎時45W削減、1日で約1kWh、月間30kWhとなり780円程度の電気代節減となった。
 今回のPC構築ではCPUとマザーのみ購入し、他のパーツは流用であるので、部品代は合計1万円程度であるから、約1年でペイできる見通しとなった。
 旧式PCの流用で録画PCや家鯖などの常時稼働をしている場合、パフォーマンス的な問題さえ無ければ省エネ機への組み替えはコスパ的にも、運用ノイズなどの点でも効果的な選択といえるだろう。

低価格高速ビデオ変換 Core i3 6100+QSVEncC

 いつものTV録画でガンガン貯まるTSデータを手軽にトランスコードしたいなぁと言う事で、今回、第六世代Core iプロセッサ SkylakeのCore i3 6100で小型トランスコードマシンを構築した。

 ベースはシャトルのコンパクトベアボーンのXH170Vで、約3リットルのコンパクト筐体に65WまでのSkylakeが搭載可能で、3.5インチドライブ1台も搭載可能。
 今回は低価格ビデオマシンと言うことで、これにCore i3 6100プロセッサ、Transcend DDR3L SODIMM 4GBx2、WD RED 4GBを乗っけて、PLEX PX-W3U3を取付、Windows7をインストールした(Windows10はWindowsUpdateが切れないため、録画スケジュールに問題を生じる恐れがあるためあえてのレガシー)
 XH170Vが2万6千円、CPUが1万4千円、メモリが5000円、HDDはNASの入れ替えたドライブ流用、チューナーも8チューナー機に買えたときの余り流用でトータル4万5千円。

 ソフトウェアはQSVEncC2.48を使ってみた。

入力 地デジTS
変換設定
–avqsv -c hevc –video-track 1 –audio-codec 1?aac –audio-bitrate 192 –icq 27 –quality best –bframes 2 –gop-len 300 –tff –vpp-deinterlace bob –output-res 1280×720
HEVC/AAC
59.31fps(ほぼリアルタイム)

–avqsv -c h264 –video-track 1 –audio-codec 1?aac –audio-bitrate 192 –icq 27 –quality best –bframes 2 –gop-len 300 –tff –vpp-deinterlace bob –output-res 1280×720
AVC/AAC
192.16fps(リアルタイムの1/3)

–avqsv -c h264 –video-track 1 –audio-codec 1?aac –audio-bitrate 192 –icq 29 –quality best –bframes 2 –gop-len 300 –tff –vpp-deinterlace bob –output-res 1280×720
AVC/AAC
193.06fps(リアルタイムの1/3)

 HEVCはさすがに重く、BOBで60fpsになっているためリアルタイムとほぼ同速でなんとか動いているという状況。
 対してAVCではICQ27でも29でも誤差程度になっているから、こちらはエンコーダの実行ユニットには余裕がある感じ。
ていうことで、AVC ICQ27設定を2個同時に実行してみると、153fps前後で動作するため、1ファイルを処理するには余裕があるけど2ファイルを処理するには少し不足する程度の実行ユニット帯域があるみたい。

 NASとかと並べてえ置いておける位のコンパクトな筐体でこの変換速度、かつシングル変換ではほぼ無音、パラレル2本でもそこまでうるさくないレベルで変換できるのはかなり良い感じ。
 消費電力としては、録画状態で30W台、シングル変換50W台、デュアル変換で60W台と言う事でまぁ悪くない状態かと思う。
 静音重視の場合、CPUの最大状態を90%とかにすると、変換スピードが数パーセント落ちるだけで、パラレル変換時もシングル時と同レベルのノイズに収まった。
 録画データが貯まりすぎている人にはお勧め出来る変換環境だと思う。

 30分番組が10分で持ち出せる状態になるとかは、深夜番組を朝起きてエンコード開始して身支度してる間に持ち出せる状態に出来るんで結構嬉しい感じだ。

ナイフについて語ってみる

 アウトドアシーズンだし、手持ちのナイフなんかの手入れをしつつ一つ書いてみる。

 手持ちのナイフのブランドとしては
・オピネル
・スパイダルコ
・バック
・ビクトリノックス
・レザーマン
 このあたりになるかな。

 オピネルは#8という刃渡り85mmのヤツを所有。
 手持ちで唯一カーボンスチール(非ステンレス)のナイフ。
昔ながらの木のグリップで、手間は少しかかるが非常に確実なロック機構もあり、単純なナイフとしては一番扱いやすい。 そして安い(アマゾンで2千円以下)
カーボンスチールなので錆びるため手入れが必要だが、単純な刃物としては安くてよく切れるし、研ぎやすいので長く使えるナイフ。

 スパイダルコはC41BK5というモデルを所有。
 S35VNというかなり新しい刃物鋼を使っていて、海で使おうが柑橘を切ろうがまず錆びない。 それでいて切れ味はよく、トータルの性能では最上級、一生使えるレベル。 値段も最上級で2万円くらい(国内では売っていないので200ドルくらいで個人輸入した)
 ブレードにサムホール(指先が入る穴)が開いているため、片手で開けたり、手袋使用時にも開けやすいなど扱いやすさも良好。 予算に問題がなければ一番いいナイフ。
 小型のレディバグなどを買ったこともあるが値段なりで、メーカー内でも高いものは良く、安いものは良くないという状況。

 バックはバンタム数本とOdysseyを所有。
 バンタムについては420HCという安い中では品質のいい材質。 さびにも強く、安くてそれなりに使えるがしばらくすると切れなくなる。 長く使える感じではなく、数年使ったら買い換えることになる感じだが、一応アウトドアでも使える最低レベルには達している。
 OdysseyはATS-34というミドルクラスの刃物鋼を使っていて、普段使いではほぼ錆びず、切れ味もかなり良く持ち、10年単位で使えるレベルになっている。 ブレードに長細い穴が開いていてある程度開けやすいが、スパイダルコほどではない。 スパイダルコに手が出ない場合に、こっちでも手入れ次第で長く使える。

 ビクトリノックスはクラシックSD、マネージャーライト、デュアルプロ、ハントマンライト、スイスチャンプ等、10本以上所有。
 クラシックSD/マネージャーライトはミニシリーズで、大人の人差し指ほどの小型、刃はアウトドアではほぼ役に立たない薄い物で、普段封書を開けたり、果物に切れ目を入れたりするような用途限定。 逆に酷使できないので持ちも良い。 やすりや、はさみ、クラシックにはピンセットと爪楊枝、マネージャーにはLEDライトやボールペン、栓抜き+ドライバーもついていて、普段あると助かる一品。
 デュアルプロはアウトドアでかなり便利なナイフで、内側に剃った形の波刃があって、ロープなどを切るときに非常に有効で、ロック機構もあるし、サムホールもある。
 ハントマンライトやスイスチャンプについてはそこそこのサイズの多用途ナイフだが、ナイフにロック機構がないのでアウトドアで何かを加工して遊ぶときにはあまり使えない。 とりあえず1本持っていると便利的な存在。
 切れ味は並であまり丈夫ではないが、錆にはかなり強い。 マルチツールとしてとりあえず1本持っておけば便利だが、ナイフで木材とか加工とかして遊ぶには不向き。
 普段使いから軽いアウトドアまでが守備範囲。

 レザーマンはChargeTTiとALXほか数本を所有。
 こちらは基本がペンチ機能のマルチツールだが、ChargeではS30(S35VNの少し下のグレード)、ALXでもCPM34というミドルグレードの刃物鋼を使っていて、ナイフは基本錆びないが、切れ味はそこまで良くはない。 波刃のブレードもついていて、ロープなどが切りやすい(こちらは420HC)
ビット式のドライバー機能などもあり、強度も高く、非常用の工具として扱える物にそこそこのナイフがついている。 その分重量があるのが難点。
 DIYや現場仕事する人の予備ツール、アウトドアも一応可能という使い回しの効く道具。

 総評として・・・
 スパイダルコC41BK5は一生使えるハイグレードナイフ、予算が許せばこれを買いたい。
 BUCK Odysseyは、手入れ次第で一生使えるミドルグレードナイフで、予算が厳しい場合にはこれでも十分いける。 バンタムは入門用。
 オピネル#8は手入れ次第で長く使える、海水環境とかで多用しないユーザ向けの実用ナイフ。
 ビクトリノックスはライトユース向けのツール。 アウトドアユーザとしてはこれ1本は厳しいが、サブとして持っていると便利。
 レザーマンはハードユース向けのツール、アウトドアでも使える。

 おすすめの流れ・・・
 とにかく軽くアウトドアしてみるユーザは、ビクトリノックスを1本買う。 多機能な物も多いが、実際にはそんなきのうつかわねえ!って事になるので、フルサイズでブレード・缶切り・爪楊枝・ピンセットがついていれば良いかと思う。 コルク抜きがあると、普段コルク抜きを使わない家庭で役立つことも・・・
 そして、ちょっと本格的にアウトドアをしてみるユーザはバンタムあたりではじめて、切れ味が悪くなる頃にアウトドアを続けていて必要を感じたら、お財布事情に合わせてOdysseyかC41BK5へ移行するのがおすすめ。
 手入れも楽しめるユーザは入門時からオピネルを使うのもいい。 カーボンスチールと木製のグリップで味が出てくるので、手入れをして長年使ったオピネルを持っている人を見かけると、長くやってる人だな!と一目置かれます(アウトドアでは一番長くつきあうことになるのがナイフなので、どんな物を持っているかでなんとなく印象が決まります)

ThinkPad E450を購入した

 このブログの記事を整理していたら、2012年の記事でThinkPad E130を買った記事があった。
この時買ったE130は、今でも元気に動いてくれて、軽い作業なら十分こなせる状態だった。
そんな中、先日のLenovoのキャンペーンクーポンでThinkPad E450を購入してしまった。

 E450はE130と同じ廉価Eシリーズの14インチモデル。
 Lenovoは相変わらずカスタマイズが結構詳細にできるので、今回購入したモデルはざっくり↓みたいなカスタムにした。
CPU Core i7 5500U
MEM 8GB
HDD 1TB 5400rpm
GPU Radeon R7 M260
フルHDディスプレイ
英語キーボード・指紋センサー付・Intel AC7265無線LAN

 メインマシンは変わらず、ThinkPad W540を使っていて、ゲーム用にはIIYAMA PCのi7+GTX970Mモデルを利用している。
 今回購入した機種は、性能的には従来のW540よりも性能は下。 では、なぜ買ったかといえば、こちらは消費電力的に非常に有利なので、そこそこ作業ができるサブマシンとして購入した。

 Eシリーズらしい、ちょっと安っぽい作りはE130同様。
キーボードがThinkPadシリーズっぽいけど、ちょっとストロークが浅くなっていて、きっちりしたタッチが好きな自分としてはいまいち。
トラックポイントのボタンが独立に戻っているので、その辺の使用感は十分。
 計算性能については、通常のアプリケーションや軽量ゲームについては問題なし。 Max2.9GHzの2C/4Tなので軽快だけど、TDPが15Wであるため、W540の45Wに比べて遙かに小さく、膝上操作が快適、ファン音も静か、そしてACアダプタが凶器みたいなでかさじゃなくスマート。
 グラフィック機能については、スイッチャブルグラフィクスであり、ROはうまく切り替わらず、HD5500で動作するため、軽い狩り程度まで対応の性能。 Radeonで動かした場合は、普通の3Dゲームは軽い設定ならたいてい困らず、普通設定もいけるかな程度。
3DベンチではGeForceGT740Mよりやや低い程度なので、数年前のMBPとかと同レベル。
IntelHDでCinebenchR15を実行すると22、RadeonでCinebenchR15を実行すると35の結果になり、50%以上の性能アップ。
 ディスプレイは14インチフルHDワイドで、発色や視野角はそれなり。 Wシリーズの濃い色になれていると白けた感じがするが、安液晶に比べれば見れないレベルじゃない。

 全体としては、とにかく、適当な重さでそこそこパワフルで、そして安い!
 道具として十分使える品質が確保されているため、重い作業をしないユーザならメインマシン、据え置きから軽い携帯までこなせて、パワーユーザのサブマシンとしてもいい感じのマシンに仕上がっている。
 今回は、ボーナス時期の40%オフクーポンを利用して、6万6千円でこの構成だったので、コスパも非常に高いだろう。
 なお、私は購入後にHDDだけSSDに換装して利用している。

とりとめもなくぶろぐ