アンテナ – COMET CHA-88B レビュー

 うちのサブアンテナであるコメットのCHA-88Bアンテナ。
 3.5~430MHzまで使えるので、FT-897Dと結構相性の良いアンテナ。
 1ヶ月程度しか使用していないがレビューしておく。

 かなり小型になっているので性能はそれなり。
 特に、3.5MHzは帯域が狭く、3.5MHzと3.8MHzを両方出られるようにとかは出来ない(片方あわせると、もう片方は完全にSWR∞) 大体、実用的なSWRになる範囲は、中心+-20KHzくらいで3.530-3.575や3.745-3.770あたりが狙える範囲。
 3.5MHzには、長い調整エレメントの他に、短いエレメントもついていて、うちでの設置では長いエレメントを使うと最短でも3.3MHzと低くなってしまったが、短い調整エレメントを使用することで3.755MHzに持って行けた。
 7MHzはチューナーを使えばほぼ全域出られる感じで、そこから上も同様。

 6m以上についてはサイズ通り、モービルアンテナレベル。 2mで30km離れた20W同士のQSOで、59レポートを貰うが、こっちは57くらいで受信が弱い。 2mの50W送信で最大交信範囲が50km程度かと思う。
 7~28MHzはクリエイトの730V-1の斜め程度に送受信できる。 7MHzは夜間にSSBで4エリア局から50W受信で48、100W送信で59。 100Wの8エリア局から送受信で59/59(当方1エリア) 7MHz CWだと海外も飛ぶ。
 3.5~3.8MHzは受信OKだが、先に書いたように送信はえらく狭いので、聞こえるけど応答を貰えない事が多い。 ロングワイヤーを張った方が良いかもしれない。
 とりあえず、カタログ通り3.5~430までOKだけど、それほど良くはない。 ウリの可倒でエレメント調整が多少楽だけど、一度決めちゃえば後は滅多に調整しないのであまり良さはない。 3.5MHzあたりだと同じくらいのサイズでもマイクロバートとかの方が良いかも。
 AMラジオ(590khz)からFMラジオ、VHFエアバンドまでそこそこ聞こえるが、受信用ならD1300AMとかのディスコーンの方が安くて良いかとも思う。
 やはり、5~6mの長さのあるローバンド用とハイバンド用を別にたてた方が遙かに良いのは仕方のないところだろう(KV-5とX300とか)

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