Atom Z670

 Intelの新型Atom Z670というやつ。
 AtomはグラフィックチップがCPU統合で、最近多いAtomNシリーズはGMA3150グラフィクスが入っているのだけど、このチップはH.264の再生支援などがない。 対して、新しいチップであるAtom Z670にはZ5x0系に乗っていたGMA500の後継であるGMA600グラフィクスが入っていて、こいつはH.264再生支援が入っている。
 重い動画再生をしないのであれば従来のAtomN455等のマシンでもいいのだけど、H.264は非常に重い形式なので、再生支援がないと、根本的に非力なAtomでは重いどころか再生自体が出来なくなる(Z670がシングルコアの1.5GHzであってもBD画質が再生支援で普通に再生できるのだが、再生支援がないとデュアルコア最高クロック品である1.83GHzのAtomでもカクカクでまともに再生できない)
 Atomマシンは通勤中に使うのが目的で、ネット接続や簡単なドキュメント編集の他、前日のTV録画データを夜間にシンクして視聴したいので、Zシリーズの動画再生支援機能は非常に重要だ。
 Z670搭載マシンは6月以降の夏モデルで搭載されてくるようなのでそろそろなのでかなり期待している。
 しかし、Intelはより高集積度のプロセスを従来より速いペースでAtomに導入する計画だそうで、購入タイミングがなかなか難しそうだ(年末にZ670よりも微細化されたAtomが登場する模様)