testdiskと言うフリーソフトがある。
先日、アレイコントローラのマルチレーンケーブルが抜けた状態で起動してしまってアレイを喪失してしまった。
RAID5なので起動時に1ドライブ抜けていても大丈夫なのだが、マルチレーンケーブルなので4ドライブ一度に喪失して、繋ぎ直して再起動してもアレイコントローラ上では新規ドライブが4台繋がれたと判断されてしまった。
この状態でロストしているのはドライブ上のアレイ制御情報領域だけだ。 正常たったアレイコンフィギュレーションと同じ設定でアレイを作成すると、OS上では未割り当てのボリュームが見える。 この状態でパーティションを切り直してしまうとパーティション情報をロストしてしまうが、この段階では見えないところにパーティション情報が残っている。
ここで件のtestdiskを起動してドライブ分析をかけると、クイックサーチだけでパーティション情報が得られる(ボリュームネームがしっかり出ている)ので、そのまま書き込み保存してリブートするとちょっとおかしな状態でパーティションが切れていた。 GPTなのに、コンピュータ管理だとMBRだったので、GPTに変換して、再度testdiskで修復動作をしたところ、読めるようになった。
今回はWindowsServer2008R2環境にある21TBのGPTパーティション、それもアレイと言うかなり難しい環境だったが、上手いこと復元することが出来た。
無料でありながら、そこらの高級パーティション操作・復元ツールよりも良く動いてくれる便利ツールだ。 特に、サーバOS上でも動いてしまうあたり、すばらしすぎる。