E-350はなかなか良い

 IntelのAtomのグラフィックコアを強化したような存在のAMD E-350っていうプロセサがある。
 E-350は、RadeonHD系のコアを内蔵していて、AtomZ系の動画再生支援よりも遙かに高性能で、Atom+ION2環境をも凌駕するグラフィック機能を持っている(AMDのグラフィックコア内蔵チップセットに迫る勢いだ)
 CPUの単純なベンチマーク比較では、AtomD525とE-350では命令セット毎に傾向が大きく異なり、従来のAthlon同様、SSE系のマルチメディアセットで弱いものの、基本命令系では優速である。
 常時稼働のリビングPCとして、Gigabyte製のE-350マザーを使っているが、動画再生などは快適だった。

 最近、6年近く稼働させてきたAthlon64 X2 4000+(WindowsServer2003)のサーバを退役させて、Core i5 750(WindowsServer2008R2)を新サーバとして組み上げたのだが、従来のアプリケーションの一部が不調になったため、もう1台、サーバを構築する必要が発生した。
 従来のサーバパフォーマンスで問題ないアプリケーションなので、AtomD525かE-350でサーバを組もうかと思ったのだが、IntelのD525MWが6千円程度で買える上に手持ちの2GB SO-DIMM x2が活用できるので良いかとも思ったが、USBが2.0止まりなのと、VGA出力しかないのが引っかかった。 MSIのE-350ボードはUSB3.0が2ポート、HDMI出力も付いて、グラフィック能力も格段に高い。 USB3.0カードとHDMI出力付きのカードを買う差額を考えると、価格はほぼ同等(と言うか、ITXで拡張性がなく、AtomはPCIスロットのみなのでかなり厳しい)なので、E-350をもう1台導入することにした(DASとして、CoregaのUSB3.0接続のRAID5ケースに2TBドライブを4台入れた物を使っているので、USB3.0が欲しい)
 E-350はAMD-VとAMD64(VT+X86_64同等)なので、ESXiを導入することも出来るが、さすがに非力(と言っても、従来のサーバに近い性能はあるが)なので、直でWindowsServer2003を導入してIIS+SQLServer環境を構築した。 ついでに、PCI-expressスロットにPX-W3PEを挿して、サブのレコーダの役割を持たせた。
 グラフィック機能は殆ど利用しないサーバだが、HDMIはディスプレイが使いやすくて良い(自室のプライマリディスプレイは、AQUOSで、HDMIが3系統あるので繋ぎやすい)
 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です