ThinkPad E130を購入した

 モバイルPCとして超軽量のLet’s note J10を使っていたんだけど、キーボードが使いにくい(日本語配列だし)ので、この点を重視した作業用のモバイルを探していて、結局、ThinkPad E130を購入した。
 値段的にほとんど期待していなかったのだけど、買ってみると予想通りな点、予想よりひどかった点、そして予想より良かった点、いろいろあった。

 性能的には、携帯用としては十分な性能が得られる。
 CPUがCeleron887だけど、同じ程度のサイズ・価格で多用されるAtomなんかより、はるかに快適だった。 SandyBridgeだけあって、グラフィック性能は高く、MP4を2ストリーム再生しつつオフィスやブラウザで操作OK。
 メモリ2GBでHDD搭載の設定で買ったけど、裏面を開けると簡単にメモリ増設・HDD交換ができるので、手元の4GBモジュール増設、120GB SSDに交換して快適環境を得られた。 HDD交換については、普通のThinkのHDDモジュールを専用ベイで抜き差しするスタイルと違って固定搭載だけど、裏面を開ければ普通にいじれる(ただし、通常よりも薄いHDD用)
 ちなみに安物のくせにThinkPadではお馴染みの加速度センサーによるHDDプロテクションができて、落下を検出すると自動でHDDを退避状態にさせて故障を防ぐ。 もっとも、時代はSSDなんでもういらない感じがしなくもないが。
 問題のキーボードは、この価格帯ではありえないレベルの使いやすさ。 しっかりした打鍵感があり、ガタつくこともない。 Thinkの特徴であるトラックポイントもしっかりあって、操作性は非常に高い。 全体の作りはちゃちなんで、なんともアンバランスではあるが。
 残念な点は液晶が汚いこと。 ものすごいザラザラ感があり、ドットの間隔がしっかり感じられる。

 しかし、一番のポイントであるキーボードの使いやすさは、多少の問題点を打ち消すことが出来る程であり、キーボードを多用するユーザのサブとして、おすすめできる。 低価格で打ちやすい英語配列キーボードを日本で求める場合には唯一の選択肢だろう。