アンテナアナライザ – MFJ-259B

 アンテナを最低限調整するにはSWR(リグからの出力とアンテナからの反射率)メーターが必要だけど、最近の固定リグならSWRメーターは内蔵していることが多いので、SWRメーターモードに入れてAMモードとかでPTTボタンを押せばSWRが表示される。
 なので、周波数をずらしながらPTTを押してSWRの下がる場所を調べて、周波数が低ければエレメントを短縮、高ければ伸張して中心周波数を希望の周波数にずらすわけだけど、送信可能周波数の外に中心周波数があると調整にかなり難儀することになる。
 で、この調整に便利なのがアンテナアナライザと呼ばれる機器。 アンテナアナライザは、SWRメーターに可変クロックゼネレータが付いているような物で、リグの送信可能範囲外の周波数も出せるので、具体的にどれくらい中心周波数がずれているのか簡単に確認できる。
 国内だと、ショップではコメットの製品が5万円強で、ちょっとしたリグよりも高価な機械なのが難点なのだが、タイトルのMFJ-259Bアンテナアナライザは、1.8~170MHzを調べられる物だが、オークションなどで3万円を割るくらいで出ている。
 クレジットカードを持っていれば、海外から輸入するともう少し安く入手できる。 個人輸入だとHROあたりがメジャー。 Paypal決済できるので安心。 発送はUSPSのInternational Priorityで、日本では郵便局のEMS扱い。
 HRO自体への支払額の他に輸入関税で、受け取り時に数百円を配達の人に払うことになる。
 MFJ-66を同時購入しておけばディップメーターとしても使える。

 円高のおかげでMFJ-66を加えて送料・関税を払っても3万円程度だった(私は、他にMFJ-969マニュアルチューナー、MFJ-1025ノイズキャンセラ-、MFJ-1040Cプリアンプをまとめて購入したが7万円だった)

 MFJ-259Bは周波数測定等色々機能はあるけど普段はあまり使わないかな。 アンテナを自作する人間には必須だと思う。
 MFJ-969はかなりデカイマニュアルチューナーで、コメットのCAT-300と同じようなスペック。 ロングワイヤーの運用には必須。
 MFJ-1025はノイズ拾い用のアンテナとメインのアンテナの差を取ってノイズキャンセリングする、ノイズキャンセリングヘッドフォンの高周波版みたいな装置で、ノイズ拾い用アンテナを上手く調整すると都市ノイズをかなり削ってくれる。
 MFJ-1040Cは送信自動切り替えのプリアンプで、最近の固定機は良いアンプが入っているので出番がないが、安いレシーバや、ちょっと古いリグの場合には結構便利。

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