ナイフについて語ってみる

 アウトドアシーズンだし、手持ちのナイフなんかの手入れをしつつ一つ書いてみる。

 手持ちのナイフのブランドとしては
・オピネル
・スパイダルコ
・バック
・ビクトリノックス
・レザーマン
 このあたりになるかな。

 オピネルは#8という刃渡り85mmのヤツを所有。
 手持ちで唯一カーボンスチール(非ステンレス)のナイフ。
昔ながらの木のグリップで、手間は少しかかるが非常に確実なロック機構もあり、単純なナイフとしては一番扱いやすい。 そして安い(アマゾンで2千円以下)
カーボンスチールなので錆びるため手入れが必要だが、単純な刃物としては安くてよく切れるし、研ぎやすいので長く使えるナイフ。

 スパイダルコはC41BK5というモデルを所有。
 S35VNというかなり新しい刃物鋼を使っていて、海で使おうが柑橘を切ろうがまず錆びない。 それでいて切れ味はよく、トータルの性能では最上級、一生使えるレベル。 値段も最上級で2万円くらい(国内では売っていないので200ドルくらいで個人輸入した)
 ブレードにサムホール(指先が入る穴)が開いているため、片手で開けたり、手袋使用時にも開けやすいなど扱いやすさも良好。 予算に問題がなければ一番いいナイフ。
 小型のレディバグなどを買ったこともあるが値段なりで、メーカー内でも高いものは良く、安いものは良くないという状況。

 バックはバンタム数本とOdysseyを所有。
 バンタムについては420HCという安い中では品質のいい材質。 さびにも強く、安くてそれなりに使えるがしばらくすると切れなくなる。 長く使える感じではなく、数年使ったら買い換えることになる感じだが、一応アウトドアでも使える最低レベルには達している。
 OdysseyはATS-34というミドルクラスの刃物鋼を使っていて、普段使いではほぼ錆びず、切れ味もかなり良く持ち、10年単位で使えるレベルになっている。 ブレードに長細い穴が開いていてある程度開けやすいが、スパイダルコほどではない。 スパイダルコに手が出ない場合に、こっちでも手入れ次第で長く使える。

 ビクトリノックスはクラシックSD、マネージャーライト、デュアルプロ、ハントマンライト、スイスチャンプ等、10本以上所有。
 クラシックSD/マネージャーライトはミニシリーズで、大人の人差し指ほどの小型、刃はアウトドアではほぼ役に立たない薄い物で、普段封書を開けたり、果物に切れ目を入れたりするような用途限定。 逆に酷使できないので持ちも良い。 やすりや、はさみ、クラシックにはピンセットと爪楊枝、マネージャーにはLEDライトやボールペン、栓抜き+ドライバーもついていて、普段あると助かる一品。
 デュアルプロはアウトドアでかなり便利なナイフで、内側に剃った形の波刃があって、ロープなどを切るときに非常に有効で、ロック機構もあるし、サムホールもある。
 ハントマンライトやスイスチャンプについてはそこそこのサイズの多用途ナイフだが、ナイフにロック機構がないのでアウトドアで何かを加工して遊ぶときにはあまり使えない。 とりあえず1本持っていると便利的な存在。
 切れ味は並であまり丈夫ではないが、錆にはかなり強い。 マルチツールとしてとりあえず1本持っておけば便利だが、ナイフで木材とか加工とかして遊ぶには不向き。
 普段使いから軽いアウトドアまでが守備範囲。

 レザーマンはChargeTTiとALXほか数本を所有。
 こちらは基本がペンチ機能のマルチツールだが、ChargeではS30(S35VNの少し下のグレード)、ALXでもCPM34というミドルグレードの刃物鋼を使っていて、ナイフは基本錆びないが、切れ味はそこまで良くはない。 波刃のブレードもついていて、ロープなどが切りやすい(こちらは420HC)
ビット式のドライバー機能などもあり、強度も高く、非常用の工具として扱える物にそこそこのナイフがついている。 その分重量があるのが難点。
 DIYや現場仕事する人の予備ツール、アウトドアも一応可能という使い回しの効く道具。

 総評として・・・
 スパイダルコC41BK5は一生使えるハイグレードナイフ、予算が許せばこれを買いたい。
 BUCK Odysseyは、手入れ次第で一生使えるミドルグレードナイフで、予算が厳しい場合にはこれでも十分いける。 バンタムは入門用。
 オピネル#8は手入れ次第で長く使える、海水環境とかで多用しないユーザ向けの実用ナイフ。
 ビクトリノックスはライトユース向けのツール。 アウトドアユーザとしてはこれ1本は厳しいが、サブとして持っていると便利。
 レザーマンはハードユース向けのツール、アウトドアでも使える。

 おすすめの流れ・・・
 とにかく軽くアウトドアしてみるユーザは、ビクトリノックスを1本買う。 多機能な物も多いが、実際にはそんなきのうつかわねえ!って事になるので、フルサイズでブレード・缶切り・爪楊枝・ピンセットがついていれば良いかと思う。 コルク抜きがあると、普段コルク抜きを使わない家庭で役立つことも・・・
 そして、ちょっと本格的にアウトドアをしてみるユーザはバンタムあたりではじめて、切れ味が悪くなる頃にアウトドアを続けていて必要を感じたら、お財布事情に合わせてOdysseyかC41BK5へ移行するのがおすすめ。
 手入れも楽しめるユーザは入門時からオピネルを使うのもいい。 カーボンスチールと木製のグリップで味が出てくるので、手入れをして長年使ったオピネルを持っている人を見かけると、長くやってる人だな!と一目置かれます(アウトドアでは一番長くつきあうことになるのがナイフなので、どんな物を持っているかでなんとなく印象が決まります)

ThinkPad E450を購入した

 このブログの記事を整理していたら、2012年の記事でThinkPad E130を買った記事があった。
この時買ったE130は、今でも元気に動いてくれて、軽い作業なら十分こなせる状態だった。
そんな中、先日のLenovoのキャンペーンクーポンでThinkPad E450を購入してしまった。

 E450はE130と同じ廉価Eシリーズの14インチモデル。
 Lenovoは相変わらずカスタマイズが結構詳細にできるので、今回購入したモデルはざっくり↓みたいなカスタムにした。
CPU Core i7 5500U
MEM 8GB
HDD 1TB 5400rpm
GPU Radeon R7 M260
フルHDディスプレイ
英語キーボード・指紋センサー付・Intel AC7265無線LAN

 メインマシンは変わらず、ThinkPad W540を使っていて、ゲーム用にはIIYAMA PCのi7+GTX970Mモデルを利用している。
 今回購入した機種は、性能的には従来のW540よりも性能は下。 では、なぜ買ったかといえば、こちらは消費電力的に非常に有利なので、そこそこ作業ができるサブマシンとして購入した。

 Eシリーズらしい、ちょっと安っぽい作りはE130同様。
キーボードがThinkPadシリーズっぽいけど、ちょっとストロークが浅くなっていて、きっちりしたタッチが好きな自分としてはいまいち。
トラックポイントのボタンが独立に戻っているので、その辺の使用感は十分。
 計算性能については、通常のアプリケーションや軽量ゲームについては問題なし。 Max2.9GHzの2C/4Tなので軽快だけど、TDPが15Wであるため、W540の45Wに比べて遙かに小さく、膝上操作が快適、ファン音も静か、そしてACアダプタが凶器みたいなでかさじゃなくスマート。
 グラフィック機能については、スイッチャブルグラフィクスであり、ROはうまく切り替わらず、HD5500で動作するため、軽い狩り程度まで対応の性能。 Radeonで動かした場合は、普通の3Dゲームは軽い設定ならたいてい困らず、普通設定もいけるかな程度。
3DベンチではGeForceGT740Mよりやや低い程度なので、数年前のMBPとかと同レベル。
IntelHDでCinebenchR15を実行すると22、RadeonでCinebenchR15を実行すると35の結果になり、50%以上の性能アップ。
 ディスプレイは14インチフルHDワイドで、発色や視野角はそれなり。 Wシリーズの濃い色になれていると白けた感じがするが、安液晶に比べれば見れないレベルじゃない。

 全体としては、とにかく、適当な重さでそこそこパワフルで、そして安い!
 道具として十分使える品質が確保されているため、重い作業をしないユーザならメインマシン、据え置きから軽い携帯までこなせて、パワーユーザのサブマシンとしてもいい感じのマシンに仕上がっている。
 今回は、ボーナス時期の40%オフクーポンを利用して、6万6千円でこの構成だったので、コスパも非常に高いだろう。
 なお、私は購入後にHDDだけSSDに換装して利用している。