Acrobat

 まぁ、おなじみのドキュメントツールAdobe Acrobat。
 PDFのアレだが、今日初めて気づいたことがある。
 こいつ、3Dモデル表示出来やがる。
 知ってた?
 ちょっと、依頼された仕事があって電子部品のドキュメントなんかダウンロードして見ていたんだけど、3DモデルファイルのZIPをダウンロードしたらPDFが入っていた。
 あぁ、仕様書か三面図だかが一緒に詰め込んであるんだな、と思って放置しようとしたけど、ミスクリックで開いたら、なにやら昔の3D CADでよく見かけた極彩色の部品形状図が出てきた。
 恐る恐る(何故)ドラッグして見ると、クルクルとパーツが回るんだわ。 びっくりしたー。 こんな身近なところに3Dグラフィクス表示ツールがあったなんて。
 仕事以外で普段触る3Dってゲームぐらいよ。
 しかし、パーツの裏側どころか中側までしっかりとモデル作り込んであるパナソニックさん、お見それいたしました。 でも、パーツのカタログに命名規則だけ示して、各項目の値にどんな値を入れればオーダー出来るのかわからないのは勘弁してください(営業に問いあわせろって事か)

バラン

 7MHz無線の飛びの向上のために変形ダイポールアンテナを作った。
 逆V型の更に変則。 2階の南西角部屋の軒先に給電点を作って、庭の南東角のポールと、建物北西角部屋1階のひさしに1.00撚り線ワイヤーを張って、片側10.45m、距離的不足分を両端に水道パイプを使ったコイルでごまかす。 電気的な長さは20.9mで7MHzの1/2λに短縮率が乗った感じ。
 このアンテナ、材料費はホムセンで5000円以下とお安く、関東の住宅密集地域の建物陰に設置と言う悪条件ながら、試験でレシーバを接続すると、LSBで岡山局のCQが聞こえてきた。
 とりあえず、テスト用に制作したアンテナで長めに作ったつもりなのだが、SWR計で計測すると、7.05MHzで3.4、7.3MHzまで落ち続けて2程度となったのでちょっと短かったようだ。
 しかし、SWR3を超えると常用には厳しいかな(アンテナチューナーでごまかせる範囲だけど) ワイヤーは簡単には伸ばせないし・・・

 そういえば、当初、とりあえず受信テスト用と言うことでバランをつけていなかったので、ゴミ箱からあさってきたパーツでバランを作った。
 先日、サーバの電源が不調のようで交換して改善したので、旧電源を廃棄箱に入れていたのだが、これをばらす。 PCのスイッチング電源はソコソコの高周波回路だから、きっと役に立つ物があるはず。
 結果、電源系、出力系のフィルタコアとトランス用コアが回収できた。 ついでに、0.75SQの電線2種類20cmも確保。

 2種類の電線をグネグネと捩ってやって、出力フィルタ(スイッチング電源なので、基本数十~数百kHzのフィルタ用)のコアに巻き付け、サイズの都合で8回巻きだった。
 ソーターバランと呼ばれる形式のバランだ。 良く自作する2mや430ではシュペルトップバラン(同軸線の外に太い同軸線から外した網線を巻き付けてやるヤツ)なのだが、波長が長くなるとシュペルトップは長さが長くなりすぎて現実的ではなくなるので、インダクタコアを使ったコイルを使用する。

 これを給電部と同軸との間に噛ませてやって、再度SWR測定。
 一番下の7MHzジャスト>SWR2.1 
 以後、かなり素直に落ちていき、7.1MHzで1.5程度まで落ちた。
 主に出るのは、7.02-04あたりのCWなので、何とか実用レベルになった感じだ。

 最後にコイルの発熱をチェックしてみると、30Wでは連続送信でやや温かい程度、40Wで熱い感じなので、30W以下の出力で常用できるようだ。
 次回はワイヤーの太さをもうちょっと太く長くして、バランも大型の物にして100W常用できる物にしよう(家の裏面を使うか)